巷で話題の(?)WP One Metric をこのブログでも使用しているのですが、いつからだったか ((どうやらプラグインのバージョンが上がったタイミングからだったようです)) うまく動かなくなってしまったのですが、もともとアクセス数も少ないしってんであんまりちゃんと見てなかったというのもありそのまま若干放置していたんですが、なんか治し方を見つけたのでその時の手順をメモっておきます。
尚、新規にインストールした場合も一部同じような設定が必要になりますので、新規インストールしたい際にも参考になるかな、と思います。
※注意※
プラグイン及び Google Developers Console については、記事作成時点でのバージョンで書かれています。バージョンアップによって画面構成や表現などが変化した場合は、適宜読み替えてください。特に Google は仕様がころころ変わりますので…。
具体的な症状
うちではこんな状況になってました。正直うごいてるのか動いてないのかもよくわからんって状況ですが、多分動いていたとしても正常には動作していなかった可能性があります。
症状1
プラグインを有効化していると、
WP One Metric is available OAuth2 authorization. Please set on setting panel. ClientLogin is no longer available. Please see this link
というメッセージが出る。
症状2
一応最近の記事の解析結果も出てるっぽいけど、一応更新しておこうとおもって「解析」を押すと「Analyticsとの連携が完了していません。」と言われる
症状3
そして、症状1で、設定画面に行くよう言われると、画面が真っ白になる。(デバッグを有効にしてるとエラー(Parse error)が出る)
ということで順番に対処していきます。
PHPのバージョンを設定する(ロリポップ!編)
まず、順番が逆になりますが、管理画面が真っ白(またはParse errorがでる)の対処ですが、どうやらこれ、プラグイン内部で使ってるライブラリが古い PHP に対応していないためにエラーになってるらしいです。
なので、サーバーの管理画面などから、PHPのバージョンを上げる必要があります。
私はロリポップのチカッパプランなので、ロリポップの管理画面から設定を行います。
- サイドバーの「WEBツール」から「PHP設定」に入ります。
- ドメイン一覧が表示されるので、設定したいサイトのドメインを探します。
たくさんのドメインが向いている場合はプルダウンで絞り込みもできます - PHPバージョンを 5.4 かそれ以上にします。現時点では 5.4 が最高だったので、これを選択しています。
- 横の「変更」をクリックします。
- 反映には 5 〜 10 分程度かかるので、その間に Google の設定を行います。
完了すればちゃんと プラグインの Analytics 設定画面が表示されるようになります。
今回はロリポップ!で説明しましたが、他のレンタルサーバーもだいたい似たような感じで設定ができるはずです。
Google Developers Console で設定を行う
続いては、Google 側で Analytics API を使用するための準備です。
手順が結構多いですがそんなに時間はかかりませんので頑張りましょう。
プロジェクトを追加
Google Developers Console にアクセスし、左上の「プロジェクトを作成」をクリックします。
プロジェクト名(WP One Metricとか)を適当に入力して「作成」をクリックします。この名前をベースにプロジェクトIDが作成される関係で、一部使えない文字があります。 ((説明によると「使用できる文字として挙げられているのは英数字、引用符、ハイフン、スペース、感嘆符です」、とのこと))
Analytics APIを有効化
プロジェクトの作成が済んだら、ページ上部の「プロジェクトを選択してください」ってとこか、一覧から今作成したプロジェクトをクリックし、さらに「API と権限」→「API」と進みます。
API一覧になるので、そこから Analytics API を探してクリックします。
見つけにくい場合は、ページ内検索したり、このページの上部にある検索窓から「 Analytics API」で検索すればOKです。
すると「APIを有効にする」というボタンが出てきますのでクリックして有効化します。
認証情報の追加
管理画面の「API と認証」の「API」の下にある「認証情報」をクリックします。
「認証情報を追加」というボタンを押すと、さらに選択肢が出てくるので、 「OAuth 2.0 クライアント ID」を選択します。
同意画面を作っていない場合、先に作成画面になるかもしれませんので適当に埋めていきます。
OAuth 同意画面の設定
同意画面の設定です。
サービス名だけは必須なので適当な名前をつけます。「WP One Metric」とかなんでもいいと思います。
クライアントIDの作成
保存すると、「クライアントIDを作成」という画面になりますので、「ウェブアプリケーション」を選択します。
すると、さらにURLを入力する欄が2個増えますので、それぞれ以下のように入力します。
承認済みの JavaScript 生成元
今回設定を行うサイトのアドレス
(うちの場合なら「http://negimemo.net」が入ります)
承認済みのリダイレクト URI
WP One Metric の「Google Analytics設定」画面に書かれている「コールバックURL」を入力します。
多分このへんまで来る頃には、PHPのバージョン切り替えも完了しているはずですのでエラーも表示が消えて設定画面を確認できるはずです。まだできない場合は、反映するまで暫く待ちましょう。
入力したらば「作成」をクリックします。
しばらくすると、 OAuth クライアント情報が表示されます。
これを、WP One Metric の「Google Analytics設定」画面に入力しますが、一部表現が異なるので以下のように読み替えます。
Google Developers Console | WP One Metric 設定画面 |
---|---|
クライアント ID | クライアントID |
クライアント シークレット | コンシューマーシークレット |
入力できたら「トークンを取得」をクリックします。
すると、Googleのページに移動しますので、内容を確認して問題なければ「承認する」をクリックします。
認証に成功すれば、先程まで空だった「トークン」の中身が埋まり、Analytics のデータを選択できるようになりますので、あとは設定したいブログのアカウントを選択して「保存」をクリックすれば設定完了です。
おつかれさまでした。
ちなみに他のブログとかでも使いたい場合は、プロジェクトは流用できるので、プロジェクトを選択した状態でクライアントIDの作成から行えばOKです。
参考サイト
WP One Metricをバージョン1.2にアップデートしたら動かなくなった場合の対処方法、ついでに「OAuth2」認証を設定する方法 | HWD Blog
コンテンツの評価を可視化するWordPressプラグインを作った – Qiita
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