さて、本日よりスタートしましたWPAC2014Solo。
一日目を担当します俺です。1日目の質問はこちら
投稿と固定ページの違いは?
企業サイトだとお知らせや商品紹介(場合によってはカスタム投稿)のようなコンテンツが増えていくものが投稿で、他が固定ページ?
WordPressは初期状態では投稿と固定ページという2種類の投稿タイプがあります。
さらに追加でカスタム投稿タイプというものも使えますがこれも定義する際にこの2つのどちら側に属するものか、つまり「投稿よりのカスタム投稿」なのか、「固定ページ寄りのカスタム投稿」なのかを設定する必要があります。
では、投稿と固定ページの違いってなんなんでしょうか?
投稿と固定ページの違い
大きく違うのは、他の投稿との繋がりが「縦方向」か「横方向か」ということと、「時間の影響をうけるかどうか」です。
他の投稿との繋がり方の違い
投稿には「カテゴリー」と「タグ」という分類方法(タクソノミー)がありますが、いずれも異なる投稿同士を横につなぐものです。
対して固定ページの場合は「親子属性」の指定ができます。
名前からもなんとなくイメージがつくかもしれませんが、この属性は投稿同士を縦につなぐものです。(パンくずをいれると 親ページ > 小ページ という風に階層も下がります)
時間軸の影響の有無
固定ページのもう1つの特徴ですが、「時間の影響を受けない」というものがあります。
Codexを見ても、
固定ページはブログにコンテンツを追加するもうひとつの道具であり、ブログについての「静的」な情報を述べるのによく使われます。 つまり、固定ページは完全に「時間に影響されない」のが特長です。 固定ページの良い例が「About」や「Contact」のページです。 固定ページを投稿という名の時間軸志向のものと混同しないように注意してください。 また、WordPress で作成する固定ページとウェブページ上での「ページ」や HTML ドキュメント呼ばれるものとも混同しないようにしましょう。
固定ページは通常ブログの時間軸の外側に存在しているので、そのため投稿と一緒には表示せず、それぞれ個別に表示します。
固定ページ – 静的コンテンツ
とあります。
つまり、時間の経過によって鮮度が変化するのが「投稿」、変化しない・或いは常に最新状態なものが「固定ページ」というふうにも言えるかもしれません。
その他の特徴
投稿は必ずカテゴリーに属さなくてはなりません。何も指定しなかったとしても自動的にデフォルトカテゴリー(未分類)に割り当てられます。
そして、カテゴリーの一覧にアクセスすることで時系列順に(設定すれば他の条件も使えます)並べるためのテンプレートファイル(category.php)があります。。
ですが、固定ページの場合 category.php にあたるテンプレートはありません。
wp_list_pages() というタグを使うことで一応一覧は作れますが、通常その一覧を表示するためのページなり投稿なりを用意する必要があります。
また、固定ページ特有の機能として、並び順の指定というものがありますが、これも時間の影響を受けないからこそ、時系列を無視した並び替えをサポートしてる…ってことなのかもしれませんね。
あとその他にも固定ページには、「投稿フォーマット」という機能がありますが、これは書くとまた長くなりそうなので別の機会にでも。他の日の質問に入ってたら、その時かもしれないし、もしかしたらもっと先かもわかりませんが…。
まとめ
と、いうことで、お知らせや商品紹介(新着商品など)はそれぞれの記事を時間軸にそって見るべき内容なので投稿(あるいは投稿よりの設定がされたカスタム投稿)で正解です。
逆にそれ以外の時間に影響されないコンテンツ、例えば「会社概要」や「アクセスマップ」「お問い合わせフォーム」なんかは固定ページをつかう、という感じにするのが、想定された使い方、なのかもしれません。。
ただし、実際には必ずしもそうする必要もなく、状況によって使い分けているのが現状です。
例えばカテゴリーを利用して一覧を簡単に作れることを利用して、会社概要をカテゴリー化し、「挨拶」「沿革」「主要取引先」などのコンテンツを投稿として入力することで会社概要カテゴリリストを大きな1つのページのように見せるという使い方をしてるテーマもよく見かけます。
要は発想と、応用力なのかな。
うん。あんままとまってないけど、まとまらなそうなのでとりあえずこんなかんじで。
これはWordPressひとりアドベント・カレンダー2014の記事です。
WPAC2014Soloについてはこちらをご覧ください。
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